重衡の罪と内裏女房【平維盛まんが37】南都焼討は過失か?
寿永3年2月15日、京に拘留中の平重衡は、屋島の平家陣に神器返還を促す書状を送る。南都焼討の罪と向き合う重衡。都落ちの際に離れてしまった恋人のことを思い出し… 『玉葉』寿永3年2月13日条、『平家物語』巻十より 次回に続きます! 漫画はえこぶんこが脚色しています ◆解説目次◆ ・登場人物 ・内裏の女房 ・重衡の容姿と性格 ・南都焼討はなぜ起こったのか ・南都焼討 ・伽藍焼失は想定外か ・重衡は、南都焼討を気にしていたのか ・重衡の責任 ・重衡の救済 ・大納言佐(藤原輔子) 登場人物 平重衡 たいらのしげひら 平清盛の五男。 内裏の女房 重衡様? えーーと… 重・衡・様? ( ̄  ̄;) 輔子様のターンと、内裏女房の話を続けてしまった為に 「重衡クソ男回」 みたいになってしまいましたが、重衡の擁護はあとでします。 m(_ _)m さて、京で拘留されている重衡のもとへ、もと従者の 木工右馬允知時(むくうまのじょうともとき) が訪れます。 重衡には、都落ちの時に別れも告げず、離れてしまった恋人( 内裏の女房 )がいました。 知時の取次によって、重衡は、恋人との一夜の再開を果たします。 いきなり、なんの少女漫画が始まったかという感じでしたが、原文もけっこうロマンチックなんですよ。 (漫画は複数の異本をチャンポンしています) どうぞ! 「なおりさせ給ひそ。武士共の見るが恥ずかしきに」とて、我身は顕はに居て、車の簾を打ち纏きて、 (重衡のセリフ) 「車からお降りになってはいけません。武士たちに(あなたの)姿を見られるのは恥ずかしいので」と言って、自分自身は人目にさらされるように外側に座り、車の簾を被って 『延慶本平家物語』 当時、高貴な女子はひと目に触れてはいけませんからね。いいエスコートですね。 手に手をとりくみ、かほにかほをおしあてて、しばしは物も宣はず (重衡と内裏女房は) 手に手をとりあって、顔に顔を押し当てて 、しばらくは何も言えず 『覚一本平家物語』 まぁっ。恋人ですものね。 (*´艸`) しばらく泣いて落ち着い...

